天然石の玉井堂

十勝石

十勝石とは

十勝石は、北海道で産出される黒曜石(オブシディアン)のことを言い、主として北海道中央の大雪山東の激しい火山活動によって噴出したマグマが急激に冷やされることによりガラス質が分離し生まれたものです。
旧石器時代から続く北海道の数多くの遺跡からもこの十勝石で作ったナイフや矢尻が見つかっており、太古の時代から人々の生活に密接し、武器や護身などのお守りとしても使われてきました。

十勝石の種類

十勝石には通常の黒色のもののほかに、生成される際に混入した鉄分などの成分の違いによって、いくつかの種類があります。

【十勝石玲瓏(れいろう)】
十勝石玲瓏とはレインボーオブシディアンと同じ分類で強い光を当てると、表面が柔らかいピンクや紫色に反射する玲瓏(れいろう)と呼ばれる輝きを帯びた稀少な石です。光の加減で表面に美しいシラー模様が浮かび上がります。

【十勝石紅】
十勝石を代表する赤い模様の入った石で、北海道でも白滝村など限られた地域でしか産出されず大変稀少な石です。黒曜石本来の黒に鮮やかな赤が映え、力強さを感じさせる印象の石です。

【十勝石花】
十勝石紅と同様に模様の入った石ですが、紅のような鮮やかな赤ではなく茶色が入っています。落ち着いた印象の中にも力強さを感じさせる石です。

【十勝石紅花】
十勝石紅に十勝石花が混在した大変稀少な石です。一つの石の中に力強さだけでなく様々な表情を感じられる石です。

【十勝石スノーフレーク】
黒い十勝石の中に、雪の結晶のような白い斑点模様の入った石です。生成される際に方珪石(ほうけいせき)が混ざることにより表面に雪の結晶のような模様があらわれます。

身につけることで変化する十勝石

天然無処理の為、石の性質上無数の細かな穴が空いています。身に着けることによってお肌の油分が浸透し、風合いや輝きが増していきます。身に着ける時間と共に育てることのできる数少ない石です。

パワーストーンとしての十勝石

十勝石は太古の時代から人々に護身として用いられ、パワーストーンとしても魔除けの効果を発揮しマイナスエネルギーの侵入を防いでくれると言われています。
また、十勝の名の通り『十回勝つ』とのことから勝負事に強い石、邪気を退く石などとも言い伝えられています。

【キーワード】
魔除け・悪縁断ち・自信・仕事の成功

【エネルギー】
燃えるような力強いエネルギー。
持ち主を守護する。
物事の本質を見抜いて未来を見通す。